国民生活選好度調査から見る「幸せになるためには?」

国民生活選好度調査」は、内閣府が実施している統計調査です。
社会経済環境が変化する中で、国民が日常生活でどのような意見を持っているか調査し、政策運営の基礎資料とするために実施する調査です。

その中で「国民の幸福感の現状」という項目があるので紹介します。

以下出典:平成23年度国民生活選好度調査(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/senkoudo/senkoudo.html)
・調査対象:全国に居住する15 歳以上80 歳未満の男女
・調査期間:平成24年3月21日~3月30日(10日間)

●現在、あなたはどの程度幸せですか。「とても幸せ」を10 点、「とても不幸」を0点とすると、何点くらいになると思いますか。いずれかの数字を1つだけ○で囲んでください。
kokuku1kofuku2

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平均は6.41点でした。これは個人それぞれの価値観による自己評価ですし、6.41点という数字自体を議論しても仕方ありません。
これは経年変化を調べるための設問だと思います。
前年、前々年と比較するとほとんど横ばいです。

また、男性より女性のほうが点数が高いです。女性に生まれただけで人生一歩リードというところでしょうか。

あと、気になるのが、どの年代でも10点満点の人が少なくないことです。
やせ我慢・空元気の可能性もありますが、今の自分を「とても幸せ」と言い切れることは素晴らしいことです。

なお、私は8点ぐらいでしょうか。あとの2点の伸びしろがありますし、満点じゃない、というのも将来への楽しみをとっておくという意味で悪く無いと思いますがどうでしょうか。

●幸福感を判断する際に重視した基準は何ですか。あなたのお考えに近いもの上位2つに○をつけてください。
kofuku3

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先ほどは幸福感の強弱を漠然とたずねる質問でしたが、「なぜその点数なの?」と聞かれると、案外すぐに答えられません。
この質問は意外に盲点だと思いました。

・自分の理想との比較
・将来への期待・不安
が多い回答でした。

ということは、幸福感の点数を高めるには
・高い理想を持たない
・将来は期待しない
ことが必要です。
そうすれば、今は幸せになれるます。
ある意味、すべてを「あきらめる」ことによって現状を受け入れるとあらゆる悩みは消えます。

最高の製品を作りたいと悪戦苦闘する職人にアドバイス。
「最高なんて目指すのあきらめたら?」
確かにそうだと思い、ほどほどの製品で満足。
周囲の評価も下がったけど、ほどほどで満足。
ああ、幸せ!

医者に憧れて、もう勉強する高校生。しかし、合格点には程遠い。
「あきらめて、医療ドラマなんかで医者気分を味わえばいいじゃん?」
なるほどと思い、勉強を放棄。
医者以外にも仕事なんていくらでもあるしね。自分の将来に期待するのはやめた。
ああ、幸せ!

「あきらめろ」
目標を持って努力することに生きがいを感じる人もいますし、すべての人にマッチしたアドバイスではないのかもしれませんが、先ほどの質問で0点や1点と答えた人に対しては言ってあげてもいいのではないでしょうか。

●幸福感を判断する際に、重視した事項は何ですか。次の中からあてはまるものすべてに○をつけてください。
kokutu4

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いくつも回答がありますが、簡単にまとめると、
・金銭
・健康
・人間関係
・仕事
・自由
の5つになるでしょうか。
選択式の回答なので、人によっては選択肢にない考えを持つ人もいるでしょうが、概ねこの辺りに落ち着くと思います。

幸せってなんだろうか、という根源的な問の答えは、人によって異なるにしても、ほとんどはこの辺りに当てはまるでしょう。
個人的には、金銭に恵まれ、健康であれば、人間関係や自由は手に入りやすくなり、仕事はしなくてもいいので、金銭と健康がもっとも大切だと思います。

まあ、それがわかっていてもどうしようもない部分もあるのですが、幸せになるのにそんな複雑な条件は必要ないということを知っていれば少しは心が楽になるかもしれません。

●あなたの幸福感を高めるために有効な手立ては何ですか。次の中から、あなたのお考えに最も近いものに2つまで○をつけてください。
kofuku5

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自分自身の努力という回答が一位でした。
その他は「助け合い」か「支援」、です。「助け合い」とは美しい言葉ですが実質的に「助けてもらう」ですよね。
「年金制度は世代間の助け合い」
とか言いますが、実質的に年金受給世代が現役世代に助けられる制度ですからね。

2つまで◯が付けられるのに、「自分自身の努力」に◯をつけなかった4割近い人はどういう状況なのでしょうか。
監禁されて両手両足を縛られ何も出来ないとか???

●国民全体、社会全体の幸福感を高める観点から、政府が目指すべき主な目標は何だと思いますか。最も重要と思うものに5つまで○をつけてください。
kofuku6

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色々回答はありますが、
・公平で安心できる年金制度の構築
・安心して子どもを産み育てることのできる社会の実現
の2つが多いですね。

しかし、年金制度は今後改悪が必至なので、期待すると幸福感が減少することは目に見えています。
年金制度に期待しない生き方を考えたほうが精神衛生的に良いはずです。

子育て支援の方も、必要性はわかっていても財源がないのでこの数年はあまり良くなっていない気がします。
それより、老人の医療費が増えすぎてそちらにお金が回りそうです。
正直、政府の子育て支援も今より良くなることは考えづらいです。

もちろん政府は何もしなくていいというわけではないのですが、期待したら確実に幸福感が下がります。
これに関しては政府に期待するのは「あきらめろ」と全員に言いたいです。

<まとめ>
不幸な人は
「あきらめろ」
さすれば救われる!

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