青年海外協力隊合格までの道のりの記録

<補足>
これは2008年春募集の時の記録である。現在では試験形式が変更になっている場合がある。
なお、合格のために頑張ったことはTOIC試験だけで、環境教育に関しては、何か努力をしたということはない。

競争倍率については年々低下しており、最近では3倍を割っている。合格しやすくなっているので狙い目だと思う。

合格までの道のりの記録(教育文化部門環境教育)

審査は1次と2次。競争倍率は例年3倍程度。

○1次審査
1次審査は書類選考である。健康診断の結果と履歴書を提出した。提出は4月下旬ぐらいだったように記憶している。

・健康診断
健康診断に関しては、基準が大変厳しいことが知られていて、協力隊で不合格になる人で最も多いのが、健康状態らしい。事前にある程度目安となる基準値が公表されていて、それから考えると自分の結果は完ぺきではなかったが、まあ、致命的な項目はなかったと思う。アレルギーと貧血に関する項目がもっとも厳しく見られるらしいが、その点は大丈夫であった。健康診断の結果はAからDまでの4段階で評価される。A、Bは合格、Cで条件付き合格、Dは不合格だそうだが、これは基本的におしえてくれない(不合格の場合は情報開示を要求すればおしえてくれるらしいが)。しかしながら、2次試験の問診で医者のカルテが少し見えて、自分はB判定だったことが判明。ちなみに、要求される健康診断の項目数は多く、診断料は1万数千円かかった。

・書類選考
履歴書というか自己アピールを紙に書いて送るといったものだ。一応環境に関する仕事をしてきたのでここは大いにアピールしたいところ。ところが、環境といっても自分の希望先は廃棄物関連なので、現在の仕事は少し関連が薄い。しかし嘘にならない程度になんとか前向きなことを書いた。その他、会社員としての事務能力であるとか、大学院で廃棄物を含む環境について広く学んだこととか、自衛隊でゴミの処理等と担当していたとか、些細なことでもなんとか記憶をほじくり返して、容赦なくPRを書き連ねた。

・結果
1次審査は無事合格した。83名が環境教育で応募し、50人が合格した。なお、定員は29名である。ここまでくれば6割方合格したようなものであるので少しホッとした。

○2次審査(7月初旬、広尾のJICA地球ひろばにて)
2次審査は、環境教育は技術試験はなく、問診(健康診断)と語学試験と面接だけである。しかしながら、語学に関しては、TOEIC等の語学の試験でそこそこのスコアがあれば免除になるので、去年の内に勉強して基準を満足し、免除となった。

・問診
いろいろ質問されたが、余計な事は一切言わず全部問題なしと答えて、すぐに終了させた。

・面接
15分程度の個人面接。最後の難関ではあるが、聞かれることは大体予想がつく。志望動機と自分には何ができるか、現地ではどういう活動をしたいのか、などであろう。もちろん事前に回答を用意して面接に臨んだ。
面接は沖縄や北海道のような遠方の人から始まるらしく、神奈川県の自分はずいぶんと待たされた。その間は、面接のシミュレーションをしていた。また、待機場所で隣の人と少し話した。彼女は面接でダメ出しされたらしく、かなりへこんでいた。ここまできたら6割の人が合格するのだから、そう気をおとしなさんな、とか言ってとりあえず励ます。また他にも結構浮かない顔している人が多かった。面接ではそんなに厳しいことを言われるのだろうか?気を引き締める。
さて、いよいよ自分の番である。ドアを開ければ、面接官が4人。まずは挨拶して自分の名前と志望動機を述べる。基本的に1次審査で送った書類のまま答えた。そこから少し受け答えがあったが、面接官の一人が私の勤めている会社を知っていたので、こっちをその道のプロと思いこんでくれて(勘違い?)、技術面で私たちがとやかくいう事はありません、とか言ってくれた。ほとんどそれで実質的な面接が終わった。所要時間は3分程度か。あとは現地の様子とか、日本にいる間もできる限り勉強しなさい、とか先達としてのアドバイスみたいな話になった。また、履歴書に散りばめた、必死の自衛隊ネタが笑いを誘った。
面接が終わって、待機所に戻る。隣の彼女がどうだったか聞いてくる。
「ええ、まったく問題ありませんでした」
と、スカして言い放った。

・結果(8月初旬)
合格した。第一希望が通った(なお、希望は第3希望まで書けて、自分はフィジー、ソロモン、ミクロネシアであった)。

<追記>
合格してすぐ、会社の上司に報告をした。話し合って年内に退職することになった。
「日本に帰ってきたら会社に戻ってこいよ」とか、まったく言われなかった…。

合格してからは、まだ見ぬフィジーを夢見て英語の勉強を始めたが、あまり上達しなかった。
もうすぐ退職する社員に重要な仕事をさせられないので、毎日定時で帰れた。というか、ほとんど干されていた。

11月ぐらいから年休消化で暇だったが、ちょっとダラダラ過ごしてしまった。
技術補完研修で同期の環境教育隊員と会うことが出来て刺激になった。

12月に退職して、1月から派遣前研修で駒ヶ根訓練所に入所した。そして3月にフィジーに派遣された。

提出書類の記録
合格から訓練所入所までに提出した書類

・青年海外協力隊参加同意書(参加可否の連絡)
・健康診断書(健康診断は応募時に1度やっているが、もう1度やる)
・健康診断料立替え払い請求書(1度目は自己負担だが、合格後は事務局が払ってくれる)
・補完研修受講の誓約書
・補完研修調書
・補完研修報告書(補完研修が2回あれば2回書く。手書き。)
・旅費請求書(交通費は払ってくれる)
・訓練参加意思確認シート(訓練所に入所する意思確認)
・予防接種及び健康に関する問診表
・語学事前学習調査紙
・ボランティア要望調査票英訳と英作文(英語学習者のみ。2日かかった)
・戸籍謄本
・旅費算出データ
・JICAボランティア・プロフィール(出発前に地方自治体に表敬訪問するが、そのための個人情報)
・個人情報提供に関する確認書
・表敬訪問連絡情報
・隊員履歴(派遣先に送る履歴書。部分的に英語で書く必要あり。かなり時間がかかる)
・国内積立金支給申請書
・退職証明書(自分は後日送付予定)
以下訓練所で提出
・インフルエンザ領収書等(インフルエンザの予防接種代を負担してくれる)
・訓練前語学学習記録用紙

これらは協力隊事務局から断続的に送られてきて、そのつど期限までに対応を求められる。
物によってはかなり時間のかかる書類もある。私は毎日が休日だったからよいが、仕事しながらこれらの対応をするのは大変であろう。
意思確認が3回もあるのは特徴的。それで「参加しません」に○をつける人がいるのだろうか。意思が変わったら、こちらから連絡するだろうに。
合格からは協力隊に関する費用は概ね事務局が払ってくれる。そういう意味で、合格からすでに協力隊員としての活動は始まっている。

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