フィジーの学校環境教育

<概要>
スクールクリーンプロジェクトとは、学校での廃棄物処理に対する啓発活動である。
具体的には、教室でのゴミの分別、落ち葉からコンポストを作る、廃棄物で工作をする、などである。
となり町ナンディで始まったことだが、ラウトカがこれをパクるといういつものパターンである。
その中での俺の役目は、モニタリング、写真撮影、データ整理であった。
交渉とか指導は語学力が必要なので、自分のできることを頑張った。

8月12日
今日は全日となり町のナンディの学校3Rコンペティションの審査に参加した。ラウトカでも今、同様のプログラムを実施しているので、私にとっても大いに参考になることを期待していた。この日は4校の学校を回ったが、それぞれ差はあるが、何らかの3Rのシステムが学校に出来ていて、この学校コンペティションの影響の大きさに驚いた。この学校3R普及のためのプログラムはナンディの同期隊員の吉川さんがほとんど独力で開催したもので、その実力には本当におそれいいった。あまりにすばらしいので、ラウトカがそれをパクッたわけだが、学校モニタリング担当者として、今日は少し尻を叩かれたような気がした。

家に帰ってきて、アリーが酒を買って冷やして待っててくれた時、彼に惚れそうになった。

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写真の女性は一緒に学校回りをしたナンディ町役場の職員。彼女はムスリムで今断食の時期らしく、午後から機嫌が悪そうだった。

8月13日
今日もナンディの学校のジャッジに行った。いくつか回ったが、始めに行った学校が素晴らしかった。啓発、コンポスト、リサイクルの3部門ともレベルが高かったが、とくに啓発としてゴミで工作をしているのは感動した。先生もすごくやる気になっていて、フィジーもやればできる、いや、想像以上だとと思った。
夕方から賞を決めるための議論をして、4時過ぎに解散。疲れ切った感じの吉川さんだったが、成し遂げたことはかなり大きい。ナンディのゴミ問題の将来はかなり明るいものとなったに違いない。
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鉛筆の削りかすで作った花

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廃棄物で作った人形

8月14日
土曜日。早起きして美川さんと港に魚を買いに行った。9匹セット15ドル(750円)で買った。家に帰ってさっそくさばいてみた。まだ上手くできないけど、自分で作った刺身は格別の味だった。

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陸揚げされた魚

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青い熱帯の魚

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身は青くなくて、普通の白身。味は鯛のようで美味い

8月15日
日曜日。昼からアリーと映画を見に行った。英語は相変わらず分からなかったが、どうやら島一つが主人公たちの活躍によって救われたということは分かった。それで十分、と思う。
晩には、スバから小元さんが来たので、美川さん家にアリーと私が飯を作って伺った。この日も食卓に溢れんばかりの料理がならんだ。こちらから持って行ったのは、煮魚、刺身のづけ、煮卵、水菜で、美川さんは魚のから揚げ、大根の煮物、小元さんは自家製キムチを持ってきてくれた。
料理もうまけりゃ、酒も進むわけで、2時間ぐらいで限界に達し、一人で家に帰って寝た。

8月16日
月曜日。数日ぶりに現場に行ったら、実験畑のチンゲンサイがまたもや犬に荒らされてた。たのむから私に残された小さな楽しみを奪わないでおくれよ…。夕方、課業終了間際、ずいぶん前にサンプルを出した、コンポストの化学分析値が帰ってきた。評価は難しいが、多分そう悪い数値ではないようである。しかし、実際植物に与えると生長が遅くなるというのは他に原因があるはず。この結果を受けて、また色々実験をしてみようと思う。

仕事の後、広域研修の打ち合わせでナンディに向った。ジャイカ専門家のAさんと関係者のTさんに、研修プログラムへの協力をお願いするためである。コンポストの議論をしていたため、少し時間におくれてしまったが、その間に吉川さんがあらかた先方に話をつけてくれていたので助かった
。話し合いも無事終わり、メンバーで日本食レストランの大黒に行った。刺身、トンカツ、ステーキと御馳走だったが、酒は飲まないことにしていた。一人で夜間移動してラウトカに戻らなくてはならないし、前回ここで日本酒飲み過ぎて便所でゲロった苦い思い出もあり、始めは水を飲んでいた。しかし、どうしても、ということだったのでしょうがなく少しだけ焼酎を飲んだら、あまりのうまさに止まらなくなり、結局へべれけになって、10時前にタクシーでラウトカに戻ってきた。しかも余ったやつをアリーにお土産として持って帰ってきた。忙しい週の始まりで、火曜日以降も忙しくなりそうな予感だ。
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さよなら、小さな命たち…。またひとつ楽しみが減ってしまった。

8月17日
午前中はナンディで会議。午後から学校モニタリング。帰ってきてカウンターパートと広域研修の話をした。色々な作業の合間に肥料について勉強していた。今、仕事が3つ重なっているので忙しい。帰ってきて、スバから南さんが来たので、美川さん家でアリーともども伺って、4人でカレー食べて酒飲んだ。飲みたい気分だったので、食べる前から飲んで、8時ごろには眠たくなったので一人家に帰った。ブラの編集は出来なかった。

8月18日
スバの学校の生徒がラウトカの環境問題への取り組みを見学するためにやってきた。遠い所からわざわざやってくるのもすごいが、忙しい中、丁寧に案内していた同僚も偉いと思った。私もカメラ係としてお手伝いした。昼前から学校回り。実は腹の調子が悪く、運悪く10年ぶりに手で尻を拭く羽目になった…。昼飯も食えず、敗北感でいっぱいのなか、午後からも学校に行った。3時からは調整員の人がやってきて活動の紹介をした。本当に忙しい一日で体調も悪くぐったりした。仕事2倍、食べる量半分、そして酒の量2倍という悪い方向に向かっている。

●過去を振り返って
学校のトイレに紙がなく、自分も持ってなかったのだ。しかし、限界だったので手で拭くことを選択した…。
8月19日
今日も朝から腹が痛い。休もうにも学校訪問の予定が入っているので休めず、おそるおそる仕事に行ったが、昨日のような悲惨な事態にはならなかった。さて、午前中に3校回った。2校はまだまだ3Rが出来てない。もう一校は頑張っていたのでほ先生をほめちぎったら、茶でも飲んでいけと言われたが丁重に断った。一緒に行った同僚が今日はやる気満々で、頼もしいかぎりだった。私もこれまで生ごみ相手の仕事で英語を話す機会がほとんどなく、軽く忘れかけていたが、ここしばらく、人間相手の学校訪問を続けているのでだんだん言葉が出るようになってきた。私も同僚もやる気はあるのだが、これからフィジーの学校は休みに入るので学校訪問もしばらくお休みなのは残念である。
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空き缶入れと、遠景のスポーツする高校生。学校は時々私を切ない気分にさせる。

●過去を振り返って
日本人だと褒められても「まだまだです」、と謙遜するが、フィジー人は褒められると素直に喜ぶ。だから褒めてその気にさせるのが有効なのだ。

8月20日
私はある人と本気で向かい合って話したかった。何も知らされていなかった彼に事情を説明し、この深刻な事態を招いたことに対してどう考えているのか問うたら、知らなかったの一点張り。説明が悪かったのかと、繰り返し話したが、ポケーとしてさらには時折ヘラヘラする始末。マイペースな人とは知っていたが、ああゆう人だから、で片づけられるレベルではなかった。私はどうしても彼の本音を聞きたくて、必死になって、色々硬軟織り交ぜて話を展開させてみたが、保身と、他人事のような姿勢しか感じ取ることが出来なかった。結局彼の本音を聞くことはできず、とにかく早く帰りたがっていたので帰ってもらった。彼と本気で向かい合おうとした自分が滑稽で、情けない気持ちでいっぱいになった。あの場で彼を殴り飛ばしても、殴り返してはこなかっただろう。そして殴らなくて良かったと思っている。手が痛くなるだけ損だったから。しかし結果的に彼は身を守ることに成功し、一方で、私は彼が帰った後、悲しみと虚無感しか残らなかった。結局勝ったのは彼の方かもしれない。私はやり方を間違えたのだろうか。一晩経った今も考えている。

●過去を振り返って
ある人とは元隊員である。彼とはこれ以降会うことはなかった。
具体的なことは書かないけど、自分もちょっと怒りすぎた。もっとあっさり対応したほうが良かった。心が狭かった。

8月21日
魚釣りをしに朝早く家を出た仲間たちを見送って、そのあとは独りでいた。夕方に魚釣りに行った皆が帰ってきて、わいわい魚をさばいていたのを酒をちびちびやりながら横目で眺めていた。ひと眠りして起きて、居間でアリーと謙三くんが話していたので、この日は独り庭のブロックに座って夜空を眺めながら飲んでいた。寝る前アリーと少し話した。今度は彼がしばらく庭に出たまま帰ってこなかった。

8月22日
私もアリーも、一日中悶々とした嫌な日だった。酒を飲むしかなかった。

8月23日
月曜日。心機一転、仕事に励むことにした。朝から現場に行ってコンポストのモニタリング。ヒマワリがグイグイ伸びていく様子を観察するのは楽しいし、コンポストを播いた鉢のヒマワリは現在普通の土より生長が速い。ようやく効果が出てきたか。帰ってきて晩飯…、だが最近食欲がない。ズボンのベルトも緩くなってしまっている。結局卵焼きご飯をちょっと食べた。その後メールの返信等の作業をして寝た。
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左がコンポスト右が普通の土、真中が半々。効果出てる?

8月24日
今日は同僚とコンポスターの見回りに行く予定だったのだが、彼が来なかったので一日中プレゼンの準備等をしていた。それはそれで疲れる。仕事も忙しいが今週は健康診断と総会とブラの発行があるので大変である。明日は午前中は仕事して午後からスバに向う。そしてドミでブラの編集作業をしよう。フィジーも残り7カ月となったがまだまだ気が抜けない。

8月25日
午前中の会議に学校3Rモニタリングと堆肥を使った植物生育実験の2つのプレゼンを行う。相変わらず、下手なプレゼンだったが、笑いが起きるなど、わりと受けは良かった。昼過ぎにラウトカを出て、スバに向かう。日が暮れるころ到着。チョプシーを食べて、ワインを一本買って、ドミに行った。明日は健康診断で、実は大してワインも飲みたかったわけではないが、ラウトカがなめられたらいけないので、ブラの編集をしつつ、仕方なく飲んだが、2割ぐらい飲んで眠たくなったので止めた。結局いつもと同じ10時ごろ就寝。しかし2時半起床。ブラの編集再開。

8月26日
朝から健康診断。この3日ぐらいは大人しくしていたので多分結果は大丈夫であろう。非常に静かに終わった。思えば一年前は健康診断前なのに深夜まで飲んで二日酔いで受診したが、あの時酒を注いでくれた先輩隊員は今も元気でやっているのであろうか。少し懐かしい。その後は事務所に行ってブラの編集。2時から広域研修の打ち合わせ。

全く関係ない話。私はチョプシーを自分でも作るのだが、何か違う。そこで料理上手で知られる浜田隊員に調理のポイントをメールで伺った。「調理のポイントは?(愛情とかじゃなくて)」。すると「やっぱ愛情!は欠かせないよ」と帰ってきた。わざわざ注意書きまで入れたのにそれでもその答えが返ってくるか…。とはいえ、うすうす感じてきた事実を眼前に突きつけられ、意気消沈してしまった。
しかし、事態は急転する。頼んだ覚えはないが浜田さんが私にチョプシーを作ってくれて事務所に持ってきてくれた。いわるゆ「愛情」という最高のスパイスの入ったチョプシーのお味は、というか見た瞬間に、「美味い」を何度も連呼してしまった。正直味わう必要がなかったぐらいだ。とはいえ結局食べたのだが、どうも彼女からすると不満足な出来だったらしく、作り直すとのこと。なので帰りに私が野菜を買って帰った。しかし私は疲れていたのでドミで夕方から深夜まで寝ていたら、野菜だけ消えて、後の展開が読めなくなった。
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宅配愛情チョプシー

8月27日
隊員総会。9時前に事務所に行くと、私の郵便受けにチョプシー弁当が入っていた…。なんだ、この青春ど真ん中直球ストライクな展開は。朝から興奮して総会なんかどうでもよかった。昼に食べようとして蓋を開けた瞬間「美味い」を連呼した。1万点。
ところで、フィジー隊員の一カ月の生活費支給額が5ドル減るらしい。その説明が所長の方であった時、何故か我が家が紹介されて、こんな隊員がいるから減らされるんだと、やり玉に挙がってしまった。そんなわけないと思うが、雰囲気的に私とアリーのせいでフィジー隊員の生活費が減らされたような感じになってしまって痛かった。

さて、そんなこんなで、総会は後任のブラ委員も決まって無事終了した。夕方からフットサルの日本人チームの応援に行って、ベスト4まで残った。9時ぐらいから中華料理屋で20-4の同期の集まりがあった。別に皆久しぶりと言うわけではなかったが、一度に集まるのはタベウニ旅行の時以来5カ月ぶりだった。あの時と比べ一人足りないのが残念だったが、のこり7カ月、皆で無事に帰りたい。
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郵便受けにはいっていたお弁当

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食べる前から「美味い」を連呼

●過去を振り返って
今読み返すと、弁当を作ってくれるなんて浜田さんは俺に気があったように感じるが、彼女は当時現地人の彼氏がいたはずなので、単なる親切だったということだろう。

8月28日
今日は総会に付随した企画の日。午前中はインディアン料理講座。チキンカレー、パンプキンカレー、スナック、ロティーの作り方をインディアン女性に学んだ。前々から興味があったので、積極的に参加した。カレーには油を大量に使って、水は少ししか使わないことが日本人的感覚と大いに異なるところで面白かった。
午後からは「ヘナ講座」。ヘナとはインディアンの結婚式とかで手のひらや足に書くまじない的な文様らしいが、みんな人の手足に落書きしていただけだった。2時ごろ終了して湯川さんとラウトカに戻った。
しかし、今回のスバではあまり金を使わない、酒もあまり飲まない、健康的な日々を過ごした。
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本格ロティー講座

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私の足。単なる落書き。なお、腕に下品なことを書かれた30代女性隊員もいた。2週間ぐらい取れないらしいが、本人はお構いなしか。

8月29日
昨日までの3日間、隊員総会で家を留守にしていた。他はさておき、この雨も降らず、日差しの強いラウトカなので、野菜だけが心配で、上にシーツをかぶせたり、枯れ草を土の表面に敷いてに水をおもいっきりしみこませたりして対策を立ててラウトカを離れた。昨日急いで帰ってきて、見てみると、概ね野菜場無事だった。

朝から家庭菜園拡張Ⅱ期工事を実施した。これにより畑面積が約30%拡大した。そしてそこにチリとシソの苗を植えた。次にスバで買ってきた、オクラとパクチーのタネを播いた。ラウトカ野菜部益々盛ん也。
今日はアリーがいないので、ずっと一人でいた。昼飯はさっそくカレーを作って食べた。その後ギター&歌して、読書。途中昼寝を挟む。気付けば夜になっていて軽く晩飯食べてワイン飲んで寝るつもりである。明日からしばらく活動がかなり忙しくなる。十分に休養を取って挑みたい。
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またもや広くなった家庭菜園。益々楽しくなりそうです。

8月30日
月曜日。今日はかなりストレスのたまる一日だった。晩飯の後、ソファーでぐてーっとしていて、何気なく「酒飲もうかな…」と小声で呟いたら、アリーがコンマ一秒で立ち上がって、流れるような動きで酒の準備をしてくれた。もしかして、その一言待ってた?あとは2時間ほど幸せの在処について話し合いつつ飲んで、眠たくなったので9時ごろ寝た。

8月31日
今日も憂鬱な一日だった。久しぶりに雨が降ったので、なおさら気分が沈んだ。
仕事に関しては良いニュースが一つ。マーケットコンポストが2つ(一袋5ドル)売れた。まだ宣伝してないにもかかわらず。この日はずっとオフィスにいて、プレゼン資料等を作成していた。
プライベートではまたもやゴタゴタの気配がしてきた。ハッピーエンドで終わればいいが、これまで失敗続きだっただけに不安がある。
とりあえず酒飲んで寝た。

9月1日
午前中に職場でグロッグ飲みすぎて、その後眠たくて仕事にならなかった。帰って夕飯食べてすぐ寝た。そしてまた起きて深夜まで何かやっていた。今日はそれほどストレスの多い日ではなかったので酒を飲まなかった。これもある意味グロッグのおかげか。

9月2日
構想3カ月、製作5日の、マーケットコンポストの啓発ボードが完成した。10枚のプレゼンシートを板に張り付けただけなのだが、その中には実験データは分析結果も載ってあって、非常に価値のある興味深い内容になっているに違いない。ボスやカウンターパートに見せても、内容に関しては、一切修正が入らなかった。これでマーケットコンポストを本格的に売り出す準備が出来た。一歩前進、ゴールは近い?

プライベートの事。アリーさんと、家の壁に調子のいい写真をいっぱい貼りつけて行こう運動をやっていて、今日私がとっておきの50枚をプリントしてきた。私はフィジーに来てから一万枚以上の写真を撮ってきたので正に選りすぐりである。しかしこうして見ると、結構楽しいことも多かったなあと、最近ゴタゴタしていて気分が冴えなかったが、ちょっとやる気がでてきた。合計100枚ぐらいが壁に貼ってあるとなかなかの威容で圧倒される。もっともっと増やしていきたい。
私が編集長を務めた隊員機関紙「ブラ」にジャイカから検閲が入り、一か所写真を削除せよ、と言ってきた。品位の問題らしいが、そんなあいまいな理由で、私たちが一生懸命作った紙面をいじられたくない。表現の自由を振りかざして戦おうか迷っている。

9月3日
金曜日。今日は色々悩んでいた割に仕事が進まなかった。しかし非常に疲れた。帰ってきてしばらく寝てしまった。明日は西部地区送別会が我が家であるのだが、旅行中のアリーがどうも遅れるようなので、私が全部準備しなくてはならない。料理は状況的に3品ぐらい作る必要があるだろうか。正直この疲れ切った状態でつらい。せめて今晩はのんびり過ごして、明日一日だけがんばろう。

9月4日
4時起床。体はまだ疲れているのだが、これ以上寝られないので起きてなんやかんやで作業していた。7時過ぎにマーケットに買い物。今日は西部地区送別会(SVのMさんとIさん)なのでいろいろ準備が大変であった。
9時半に水が止まるので、それまでに料理の準備を終わらせなくてはならない。この一週間考えていたが、結局サラダwith自家製シソドレッシング、一口ハンバーグ、自家製春菊チョプシーの3品で勝負した。12時過ぎにバから中本君がやってきてちょっとビールとか飲んで、ふらっとしていると、他のメンバーもやってきて、そこからそれぞれ持ち寄った食事を盛りつけたりして、1時過ぎぐらいにスタートできた。合計8人である。
本日もすごい御馳走。かつおのたたき、エビ、角煮、チキンと大根の煮物、ヒジキ、から揚げ、シュークリーム、サラダ、春菊チョプシー(一口ハンバーグは結局出さず…)。しかしこれからはMさんご夫妻がいないが、食事のグレードが下がらぬよう精進したい。なお、これで私がラウトカで最も古い隊次の隊員になる。
終盤になってアリーも戻ってきて、最後に帰国される方々にメッセージカードとささやかなプレゼントを渡して解散となった。大成功。
しかし結局、皿洗いとかも吉川さんと伊賀さんにやってもらい、プレゼントやカードも吉川さんにやってもらい、助かった。
また一カ月後に新隊員歓迎会がある。なんだかしょっちゅうパーティーやっている感じだ。

9月5日
日曜日。最近疲れ気味なので、今日は休養の日とし、何もしないと決めいていた。9時ぐらいに顔なじみの隊員がやってきて彼女が出来たことを報告してきた。ちょっと驚いたけど、考えてみると二人の性格からお似合いかなあと思い、朝からビールで乾杯した。軽く飲み始めたのはいいが、エスカレートして12時ぐらいに飲みつぶれてしまった…。3時ごろ起きたら、アリーも寝ていた。ちょっと腹が空いたのでチョプシー研究をした。中華調味料を使わず、素材と醤油だけの味付けで美味しく作れるのか?結果はやぱり味が弱かったのでやっぱり調味料は入れるべし、という事におちついた。

その後野菜部の活動で家のホームコンポスター(愛称:コンちゃん)から肥料を取り出した。導入して約一年。肥料を取り出すのは2回目であるが、今回は前回より多くの肥料を取り出せたと思う。玉子の殻と木の葉っぱは分解に時間がかかるので、まだ形が残っているが、野菜屑とか食べ残しは全く原型がなく、すっかり土に還っていた。悪臭もなし。しばらく外気にさらして、畑に播こうと思う。そして、今日も畑を少しだけ拡張した。オクラの芽が出てきたので、肥料と混ぜて植えようと思う。しかし、これまで快進撃を続けてきた水菜だが、害虫がついてしまい最近成長してない…。色も悪し心配である。後は畑が広くなって水やりが大変になってきた。早く雨季にならんかなあ…。
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本日のチョプシー。日本帰ったらチョプシー屋ひらこかなあ。

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コンちゃんと取り出した肥料。有機ゴミのリサイクルです。環境に優しいです。

●過去を振り返って
顔なじみの隊員とは中本君である。彼女も隊員で、羨ましい限りだった。でも、現在中本君は別の人と結婚している。

9月6日
それほどストレスのたまる一日でもなかった。家に帰ってきて、アリーさんはジョギング、私はギターと畑いじり。二人で飯作って食べて、今日は酒も飲まない。久々に本来の平和なラウトカが戻ってきた気がする。ずっとこれが続けば良いのだが、どうだか。

9月7日
昨晩は9時就寝。そして今朝は3時半起床。夜が明けると青空が広がっていた。そして今日は現場には行かず、オフィスでプレゼン準備に勤しんでいた。着実に一歩前進。仕事の後はアリーと買い物して、健康的な飯を作って食べて、現在7時。もう眠い。多分これでいいんだと思う。

9月8日
ほぼ一日プレゼン準備。4時になって、とある日本人のボランティアの人たち3人がやってきて、彼らの入っている高校の3R事情について話をした。彼らはどこでつてを見つけたのか知らないが、しかるべき筋を通してきたし、ボランティアでやろうとしていることを意気に感じたので知ってることは全部話した。全員あと一カ月もいないが、協力するので頑張ってほしい。
そんなこんなで、5時過ぎまで残業して、この日は疲れた。なので、食後にちょっとだけ、酒を飲んでいた。ほどなくアリーさんも飲み始めて二人で飲んでた。
そして最近気がかりだった事の一つが「解消」した。解決しなかったのは残念に思うが、一つ区切りがついたという意味で、これはこれでよかったのかもしれない。時間の限られている隊員生活なので、過去に囚われず、なるべく前向きに、いい方向に歩んでいきたい。といいつつ結局二人で深酒したのだが…。
→翌朝。私は二日酔い。アリーさんソファーで爆睡…。

●過去を振り返って
残念ながら、この件は再燃することになる。

9月9日
朝から二日酔いで気分が悪かった。しかし、最近は私の体調を気遣ってくれる人もいるので、この時もずいぶんと癒された。2週間前に受けた健康診断の結果が帰ってきた。今年も結果はパーフェクトであった。先月は酒を飲みまくったはずだったが、もっと飲んでいいと言う事だろう。しかしその金がない。これまで通りと言う事で。夜はアリーと中本君はナンディにグロッグもって飯食いに行ったが私は一人家にいた。しかも金曜から彼らはスバに上がるし、週末は一人しみじみ酒を飲んで、健康診断の結果をお祝いする事にしよう。

9月10日
大して良いことのない一日のようでもあったが、今日も心温まるメールやり取りがあったので気分が晴れた。しかし、メールだけでは相手の本心も確証が得られず、物足りない部分も感じるのであるが、遠いし、しばらく我慢が必要だ。地方隊員の厳しさよ。
家に帰ってきて一人、今日はアリーがいない。日が暮れて、リビングで一人ワイン飲みつつ、読書にふけっていた。しばらくして珍しく外から雨音が聞こえてきて、ドアを開けた。外は少しひんやりして、雨音以外何も聞こえなかった。意味などないが、ドアは開けっぱなしにしておいた。

疲れたか、酔いが回ったが、徐々に読書に集中できなくなり、最近の良いこと、悪いこととかが、頭を交互に巡り始めた。悪いことだけ、風に吹かれ、雨に流されてしまえばいいのに…。良いことだけ写真にプリントアウトして、家の壁に貼っておきたい。虫が良過ぎるか。だったら、時間が経てばいつか、この時代の良いことばかりか悪いことさえも皆、夜空一面に広がる遥か遠くの綺羅星のように静かで変わらない輝きに昇華している、と信じたい。
しかし、今日のワインは安いだけでうまくなかったので、途中で気分が悪くなった。10時過ぎに寝た。

9月11日
SVのMさんに魚をもらいに行った。今後のスケジュールを伺ったが、もう顔を合わせる機会がないであろう。あれが最後の御挨拶になったと思う。魚をクーラーボックスごともらい、あと本も十冊ほどもらって帰った。帰ってきて、魚を刺身にして食べた。これからは魚の調達も自分でやらねばならない。ラウトカ魚倶楽部も本腰入れてがんばらなくてはならない。
そしてもう一つ、野菜部。以下に私が愛情かけてお世話しているお友達を紹介する。

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水菜。残念ながら害虫がついてしまい、成長が2週間ほど止まってしまっている。胸が痛い。農薬は使わないので水菜の生命力にかけるしかない。
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しそ。前回一株だけ成長したので、今回は8株ほど植えてみた。でもしそってそんなにあっても使い気なない気が…。

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チリ。なんと10株以上植えてしまった。これで辛い物苦手なアリー君を特訓しようかな(笑)

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トマト。写真では分からないが、沢山なっている。もうすぐ収穫できそう。

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オクラ。7株植えた。まだ小さいけれど、無難に育ちそうである。

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春菊。前回チョプシーにして食べたが、まだ残っている。成長が遅いので、もうしばらく見守りたい。

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大根。水菜と同じ害虫にやられてしまっている。つらい。

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ネギ。使っても使ってもどんどん再生してくれるのでありがたい。目立たないけど陰のエース。

9月12日
日曜日。昨日Mさんからもらった本を読みつつ、独り昼間から酒を飲んでいた。いつの間にか昼寝。起きて晩飯。自家製魚カレー。9時前になってアリーが帰ってきたので一緒にビールを飲んだ。そして、3週間前ほど、彼が釣りに行った時に手に入れてエイでエイヒレを作っていたのだが、それを食べてみた。風味豊かで、噛めば噛むほど味が出てきて…。これは美味い。ビールが進む。しかしいくら美味くても手軽に作れるものではないので、多分これと、残りの半分で終わりだと思われる。

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居酒屋アリー特別メニューのエイヒレ

9月13日
昨日、アリーが任国外旅行でキリバス行きたいと言い出した。それは以前から言ってたかもしれないし、また、どこまで本気かわからないのだが、始めは興味なかった。キリバスに関しては、フィジーの近所にある人口の少ない島国、ぐらいの知識しかなく、また、フィジーの協力隊員が行くことのできる、もっとも小さな国であるぐらいの認識しかなかった。そんなとこ行って何すんのと思ったが、逆に何があるのか気になって、ネットで色々検索してみた。しかし、あまり情報がなく、ますます未知の国であることがわかった。これは行って確かめるしかないかなあと思った。これまで任国外旅行は行く気なかったけど、キリバス行って「何にもねー」って叫ぶのも一興かと思った。

●過去を振り返って
結局二人共キリバスには行かなかった。

9月14日
実家から荷物が届いた。フィジーでは手に入らない品物の数々。ラー油、味噌汁、塩昆布、そして「同居人が飲み過ぎて肝臓が悪いので、しじみ汁送って」と頼んだら、数十食分届いたので、アリー君にはこれからどんどん飲んでもらおうと思う。そしてヒットは豚骨ラーメンの素で、これも数十食分あった。ということでさっそく二人で作って食べた。ビナカ。これからラーメン屋ラウトカを開店出来そうである。
いろいろ送ってもらって申し訳なかったが、私も実家に届く株主優待のお食事券(3カ月に一万円分)の権利を譲っているので、まあ持ちつ持たれつということで。

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食料20kg。今回は酒とか税金がかかるものは入っていなかったが、郵便局で細かくチェックされ、20分ぐらいかかった…。仕事熱心だこと。

9月15日
仕事の後、アリーと買い物をして帰る予定であったが、彼に超いいことがあったので、予定を変更して二人で飲みに行くことになった。こんな嬉しそうな彼を見るのは久しぶりで、聞けば、なるほど、言うなれば冬は冬でも梅一輪が花開いて、春の到来を予感させる、そんな感じか。海の見えるバー「ラウトカクラブ」で夕方から一杯、二杯…。結局ヘベレケになって帰ってきた。しかしまあ、いいことがあって飲むと言うのは良いことで、こういう事も久しぶりのような気がする。そして、今日はアリーさんのおごりだった。
嬉しいことは2倍、悲しいことは半分。

9月16日
明日任地を離れるSVのMさんから夕飯を誘われたので、アリーと行ってきた。残り物をかたずけてほしいとのことであったが、なかなか美味しいものをいただけた。メインは牛丼で、懐かしい味がした。暑いのでワインをがぶ飲みした。
ご飯を食べながら話をするMさん、彼は水産系の隊員で、仕事も趣味も魚と公言する人である。若いころを振り返って、「魚を一杯釣ってきたから、女は釣らんでよかった」とのこと。私とアリーには生涯かかっても到達できない境地である…。
帰る時に色々もらってありがたかった。家に着いたら満腹すぎてしばらく動けなかった。

9月17日
金曜日。来週から始まる広域研修のプレゼン準備の追い込み。でも結局終わらなかった。続きはドミかホテルでやるしかない。帰ってきて中本君と酒飲んで寝た。ほんとはそんな場合でもなかったが、酒隊員として断れなかった。
これからフィジー生活で最も忙しい日々が始まる。さて…。

9月18日
前夜に湯川さんから電話がかかってきて、明日の送別会で出し物として一緒にウクレレ弾いてほしいと言われて、結局OKした。ずいぶん前の送別会でもやった「栄光の架け橋」であるので、忙しくてほとんど練習できなかったものの、彼の期待にこたえることが出来て良かった。
夕方から広域研修の打ち合わせ。いよいよである。
ペナントレースの終盤を迎える日本のプロ野球では西武にマジック4が点灯しているが、私も残り半年にてついに…。これまで長かった。

9月19日
日曜日。広域研修前日ということで、明日の準備として、印刷や打ち合わせに忙しかった。他国の研修参加者とも初めて会ったが、これまでメーリングリストで交流していたので、違和感がなかった。
夕方に作業が終了して、パラオの同期のKちゃんを囲んで食事会をしてホテルに戻った。本当に疲れていたので酒なしで8時ぐらいに寝た。

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